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闇組織ブラックデス、オークションで人身売買!

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イタリアのミラノにて、7月11日にイギリス人モデルのクロエ・アイリーンさんが誘拐される事件がありました。アイリーンさんは高額で人身売買されるところでしたが、その後解放され、8月6日にはイギリスに帰国しました。この事件にはイタリアの闇組織「ブラック・デス」の関与が疑われるとして、欧州全土が震撼しています。

まるでミステリーのようなこの事件の概要とは?そして、一体「ブラック・デス」とはどういう組織なのでしょうか?という点について、迫っていきたいと思います。

 

 事件の概要とは?

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クロエ・アイリーンさん

 

 アイリーンさんは、7月11日に写真撮影を口実にイタリア・ミラノの偽のスタジオに呼び出されました。そこで彼女が油断したところに、薬物を注射され、手錠をかけられ拘束されました。その後スポーツバッグに押し込まれ、車で約200キロ離れたトリノへと拉致されました。そこで6日間幽閉され、再びミラノへと戻ったところを警察に保護されたそうです。

まるでミステリーや漫画のような事件ですね、それこそ名探偵コナンみたいな。偽のスタジオを用意してアイリーンさんを油断させる周到さ、薬物・手錠・バッグ・車と誘拐に必要なあらゆるものを揃える万全さ。それらは超計画的なものであり、1人や数人の素人犯罪者ではなく、大きな犯罪組織の手によるものという印象を受けますね。

ミラノで警察に保護された際、アイリーンさんと一緒に現れたヘカシュ・ヘルバ容疑者も逮捕されました。ヘルバがなぜアイリーンさんを連れてミラノに現れたかはよくわかっていませんが、彼は誘拐したことを認め、さらにブラック・デスの代理人として、身代金30万ユーロ相当を脅し取ろうとした罪に問われています。

ブラック・デスとは?

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ヘルバ容疑者

 

ブラック・デスとは黒死病、すなわちペストという意味を元々持っています。警察はヘルバを逮捕した際に、黒死病がヨーロッパで流行した14世紀頃のマスク姿の医師が描かれたチラシを発見し、犯罪組織ブラック・デスの関与を疑ったそうです。

ブラック・デスとは1990年代半ばから活動している犯罪組織で、俗にいう「闇サイト」を運営。今回行った誘拐・人身売買だけでなく、爆破や麻薬取引、武器売買などの幅広い犯罪行為を組織的に行っています。闇サイトではオークションが行われており、誘拐された人の詳細なプロフィールや開始価格が載せられているとのこと。逮捕されたヘルバも誘拐された女性を何度もオークションに出品したようです。

これだけ見るととにかく外道な闇組織ですが、よくわからない点もあります。それは、組織内に破ってはならない「掟」がある、ということです。

アイリーンさんの解放後にブラック・デスが彼女に送ったとされる手紙では、次のように書かれています。

「間違ってあなたを誘拐した。特にあなたは若い母親だ。どんな状況にあっても誘拐されるべきではない。2番目に重要なことは、(原文のまま)あなたはとてもよくわかっているだろうが、あなたの全面的な安全確保は、大変尊敬されているわれわれの重要メンバーの1人が明確かつ強固に決断したことだ」

「あなたが自分の国に帰国したことをもって、あなたは、今回の誘拐に関連するいかなる捜査活動をも終了させることになっている。またあなたは、事前に決められた一連の情報をメディアに持ち込むことに同意した。その合意が守られた証拠を近いうちに目にできることを期待している」

出典:英紙デイリーメール

 「若い母親を誘拐してはいけない」ということは、前途ある若者や、子供を育てるべき親は誘拐してはいけないと取り決めているのでしょうか?ブラック・デスとは単にお金や利益のためではなく、何らかの正義のために行動している組織なのでしょうか?これらの点に疑問が残ります。今後も注目していきたい要素です。

まとめ

1.イタリアのミラノにて、イギリス人モデルのクロエ・アイリーンさんが誘拐される事件。それはブラック・デスという組織に周到に計画された誘拐だった。

2.ブラック・デスとは、闇サイトを通じて幅広い犯罪行為を行う闇組織。

3.「若い母親を誘拐してはいけない」など、掟があるという。何らかの正義を持った組織?

今回の記事は以上です。久々の記事でしたが、今後は更新頻度を上げていきたいと思いますので、よろしくお願いしま~す♪