分数ものさし使い方!掛け算・割り算で超便利!
この画像のようなものさしが「分数ものさし」です。なんぞコレ?と初めて見る方も多いでしょうが、この分数ものさし、実は分数での掛け算や割り算を感覚的に理解するのにとても便利なのです!しかも、これを開発するアイデアを出したのは、当時小5の子供だというのですからさらに驚きです!
この分数ものさしが、11月に商品化される予定です!今回は、この分数ものさしが開発された経緯、そしてこの分数ものさしの使い方について解説しようと思います。
目次
1.分数ものさし開発経緯!
2.掛け算や割り算での使い方
3.まとめ
分数ものさし開発経緯!
分数ものさしを考案した山本賢一朗君(右)と父裕一朗さん
画像の子が、小5のときの夏休みの自由研究で分数ものさしを考案した、山本賢一朗君です。今は12歳で中学生となっていますが、まだあどけなさの残る子ですね。この子が大人も思いつかないような発想をしたのですからビックリです!
このような発想をしたきっかけについて賢一朗君は
「小学5年生の分数の授業で割り算、掛け算で友達が苦労していた。分数をわかりやすく説明できる何かないかと考えた」
出典:TBS NEWS
と述べています。
分数の掛け算・割り算を感覚的に理解するのって難しくないですか?文系タイプの人はとても苦労したと思います。
例えば整数の掛け算・割り算、2×3=6などは、りんご2個のセットが3つあれば6個だよね?と説明することができます。
しかし分数の掛け算・割り算、例えば
答えはまぁ3分の1ってわかりますけど、小学生に「なんで?」って聞かれて、感覚的に理解させることができる人っておそらく一人もいないと思うんですよ。少なくとも僕はムリですね。そもそもなんで割り算だと分数の分母と分子をひっくり返さなければいけないの?って疑問にも、「いや、そういうものだし…」としか答えられないです。
掛け算や割り算での使い方
しかし、分数ものさしがあればこれを感覚的に理解させることができます!
下の画像を見てください。
この分数ものさしだと、6分の1はものさしの2目盛り分。一方、2分の1はものさしの6目盛り分です。すなわちこの分数の割り算、
という式は、整数の割り算、2÷6に変換することができるのです!ここまできたらあとは説明はいらないでしょう。これなら子供にも説明できますね!
また、掛け算では以下のように使います。例えば
4/6×1/3
を計算するなら
このように、赤いマス目の面積で計算します。図の赤色部分の面積は、4/6が8目盛り、1/3が4目盛りなので、8×4=32です。12×12=144マスのうちの32マスを占めています。つまり、答えは32/144となりますね。で、約分して
4/6×1/3 = 2/9
と説明することができます!
なんと便利なことでしょう。これで子供たちの学力UPは間違いなしですね!
まとめ
1.分数ものさし、当時小5の山本賢一朗君が夏休みの自由研究で考案。11月に商品化予定!
2.感覚的に理解しづらい分数の掛け算・割り算も、分数ものさしがあることで簡単に説明できるようになる!
今回の記事は以上です。次の記事もよろしくお願いしま~す♪